息子が生まれてからもちろん色んなことがあったんですが、最初にぶち当たったのがやっぱり母乳の問題です。
今は全く悩んでないですが、当時は悩みすぎて桶谷の母乳外来にまで通ったので、その時の話をします。
結論からいうと、はじめのうちは完母を目指していて色々頑張りました。
しかし私には無理でした!今ではミルク多めの混合育児をしています。
母乳の問題って周りが考えている以上にお母さんにとっては深刻なので、この話が悩んでいる人にとって少しでも参考になれば嬉しいです。
産院での母乳教室と入院中のできごと
入院中の私の母乳の状態
私が出産をした恵愛病院は、基本的は混合育児OKの産院。
そのため、母乳教室でもあまり積極的に見てくれる産院ではありませんでした。
(何しろ患者数が圧倒的に多く、助産師さんが少ないのです。ママ15人に対して、助産師さん2人とか。)
よって、入院中はほとんど授乳を見てもらえず、入院中はほぼ母乳が出ませんでした。
量でいうと母測しても左右両方で5gとかです…。
ほぼ、ミルクに頼っていました。
周りのママを見渡してみると、出てる人もいれば出ていない人もいるかんじです。
乳首のトラブルはやはりあって、浅飲みで血豆が出来ました。

産前からおっぱいマッサージをしていたので、乳首はだいぶ柔らかくなっていたのですが、結局乳首トラブルは起きてしまいました。
でも、おっぱいマッサージをしていなかったらさらに悲惨なことになっていたかもしれないので、やっててよかったと思います。
色んなことに悩みながらも、「まぁこれから頑張ればいいや〜」って感じで気持ち的にはまだまだ気楽でした。
息子の新生児黄疸
実は息子は入院中に少し黄疸が出ていました。
光線療法するかしないかのギリギリな数値で、結局光線療法はせずに様子を見ることになったのです。
新生児黄疸には母乳よりミルクの方が良いので、助産師さんからは「ミルクを多めにあげて下さい」、との指示がありました。
(母乳育児だと新生児黄疸が長引くことが多いそうです。)
ということで、指示通り入院中からミルクを多めにあげていました。
通常だと生後2週間後に「コアラクラス」という2週間検診に行くのですが、息子に黄疸が出ていたこともあり、少し早めの10日後に予約して行くことになったのです。
退院後のフォロー検診で問題が発生
心配だった新生児黄疸の結果
退院してからは、指示通りミルクを多めにあげる日々。
そのため、コアラクラス(2週間検診)で数値を測ると新生児黄疸はおかげさまで大丈夫な数値まで下がっていました。
助産師さんや先生に聞くと「まだ顔は黒めだけど、だんだんと白くなってくるだろうから大丈夫だよ〜」とのこと。
フォロー検診で発覚!まさか体重が増えていない?
フォロー検診までは新生児黄疸がとにかく心配で心配で・・。
正直、母乳の悩みの割合は私の中では小さくなっていました。
するとまさかの事実が発覚したのです。
退院時の体重から118gしか増えていない!!
1日あたり、19.6g!!
通常より多めにミルクあげていたので、まさかそんなに増えていないとは・・・想定外でビックリしました。
ミルクは多めにあげているのに体重が増えていない=母乳が全然出てなかったということです。
恵愛病院では1日の増加量が20g以下だった場合には。残って医師の診察を受けないといけません。
ということで、私は居残りになってしまいました。
30組くらいの親子が来ていたのに、居残りは私含めて2組だけ。(泣)
(ちなみに2週間検診で測ったときの母測は左右両方で30gでした。)
先生からは、「とりあえずはミルクの量を少し増やして、1ヶ月検診まで約1kg増やすように・・」との指示が。
帰宅後もショックでショックで、息子に対しても「おなかすいてたんだね、気付かなくてごめんね。」って気持ちでいっぱいですごく悲しかったです。
桶谷式との出会い
母乳量に悩み桶谷式に通う
もともとできれば完母でいきたいと思っていた私。
しばらくは母乳が出なくて母乳神話に取り憑かれていました。
なんせ、周りの友達も完母の子が多く、完母が当然!って思ってたので・・。
SIDSも怖かったので、確率を減らすためにも完母にこだわっていました。
ネットでも
“母乳 出ない”
“母乳 増やす 方法”
などのキーワードでずーっと検索をしていました。
なんせ、母乳だと出ている量がわからなくてとにかく不安。
そのため、母測用にスケールを買おうか、もしくはレンタルするか悩みました。
(結局買わなかったしレンタルもしなかった。)
ちなみに検討していたスケールはこちらです。
私は結局買わなかったのですが、完母にこだわる友達はベビースケールを買って家でも測っていました。
使い方としては、毎回だとさすがに精神的にもキツいので、1日1回どこかで授乳前と授乳後の体重を測って母乳の量を測っていたみたいです。
スケールは買わなかったのですが、とにかく母乳を増やしたかったので、できることはなんでもしていました。
ただ、まずは体重を増やすことを優先しなければならなかったので、1ヶ月検診まではミルク多めにあげることに。
そのおかげもあって、1ヶ月検診では約900g超の増加。
1kgには届かなかったのですが、許容範囲で一安心でした。
桶谷式の母乳外来へ行くことに決めました
産後1ヶ月たっても母乳量があまり増えません。
悩んだ結果、桶谷式の母乳外来へ行くことに決めました。
出産した恵愛病院でも母乳外来はあったんですが、お金払うならやっぱり桶谷式に行きたい!と思ったので、満を持して桶谷式へ。
桶谷式の母乳外来は全国にたくさんあるので、
“桶谷式 ◯◯◯”
(◯◯◯は住んでいる地域)で検索するとすぐに出てきます。
公式サイト≫OPPA!桶谷式母乳ママサポートサイト
私は幸いなことに最寄駅の駅前にあったので、そこに通うことにしました。
事前に調べていた通り、マッサージは全然痛くないです!!むしろ気持ちいい!
だから全く苦にならず通えました。

少なくとも、通い始めてから明らかに母乳量は増えたと感じました。
ごくっごくっておっぱいを飲む音も聞こえるようになったし、先生も優しかったので
「この調子なら完母いけそう!!」という希望が見えて、自分の中ではかなり充実感がありました。
おそらく生後2ヶ月くらいには、足すミルクの量もかなり減っていて、あげているミルクの量は1日トータルで60gくらいまで減少。
先生も「そろそろミルクなしにして、母乳だけにしてみたら?」とアドバイスしてくれて、母乳育児も軌道に乗りかけていました。
まさかの問題が発生
①桶谷式に通うためのお金の問題
桶谷式の母乳外来は効果も実感できてとてもよかったのですが、何度も通うにあたってお金が大変になってきました。
金額は以下のとおりです。
- 初回 ¥5,400-
- 2回目以降 ¥3,780-
基本は週一で通うのが理想だと言われたので正直、金銭的には厳しいものがありました。
②持病のバセドウ病が悪化
実はバセドウ病の持病持ちの私。
妊娠中は薬とか妊娠中のホルモンによって数値は安定していました。
しかしバセドウ病は産後、再度悪化することが多いらしく、産後血液検査をしたところやはり例に漏れず悪化していました。
そして病気のために薬の服用が必要になってしまいました。
完母を諦めて混合育児にしました
バセドウ病の薬は母乳NG

バセドウ病の私が飲んでいるメルカゾールという薬は、母乳をあげるなら飲んだ後8時間空けなければいけない薬なのです。
つまり・・・完母、無理じゃん!!
ということで、これはもう諦めるしかありません。
薬飲まないわけにはいかないししょうがない、ということで完母は諦めて混合育児に切り替えました。
桶谷式もやめました
桶谷式は基本的にみんな完母を目指す母乳外来なので、こうなったからには行く意味がなくなってしまいました。
まぁお金もかかるし・・と思いつつも「結構頑張ったのにな〜」っていう悔しい気持ちもありました。
やめるときは特に「やめます!」って宣言も必要なく、予約を入れなくなり自然とフェードアウトしました。
もちろん、先生からも特に連絡などもありません。
もしかすると、今後断乳・卒乳のときにお世話になるかもしれないので、変なやめ方はしないほうがいいと思います。
混合育児にしたら気持ちが楽になりました
母乳神話から解放されました
混合に決めたら、母乳神話から解放されました。
母乳の出について悩むことはなくなったし、食べ物もそれほど気にしなくなりました。
面倒くさい搾乳もしなくてよくなったし、飲めているか分からなくて悩んでいたこととか、母乳が増えないストレスとか考えると、気分もスッキリしました。
混合育児は意外と楽です
よく混合だと「おっぱいあげたあとミルク用意するの面倒くさくない?」って言われるんですが、私は母乳は基本朝・夜しかあげていません。
朝あげたあと、薬を飲んで8時間空けてから夜にあげるので、日中は全てミルクです。
頻回授乳じゃなくなったので、母乳量はかなり少なくなっていますが、キッチリわけているので楽です。
多分今母乳はほとんど出てなくて、おしゃぶり替わりみたいなものになってます。(笑)
ちなみに離乳食始まってからは、全く母乳について悩むことがなくなりました。
新たな悩みがどんどん出てくるので母乳で悩んでいたときのこともすっかり忘れてしまいました。(笑)
おわりに
私は諦めざるを得ない理由があったので、きっぱりと完母育児を諦めることができました。
でもそうじゃなかったら・・・
完母になっていたのか、結局混合にしたのかは、分かりません。
でも今になって思うのは、
赤ちゃんの体重が増えていて元気だったら、完母だろうが完ミだろうが混合だろうが全く問題ないと思います。
5〜6ヶ月頃に離乳食が始まれば離乳食の悩みが増えてくるので、今となってはなんであんなに悩んでいたのか不思議なくらいです。
結局はお母さんと赤ちゃんが笑顔でストレスなくいられることが1番大切だと思います!

