“マタニティマーク”で検索すると今じゃ色々な意見が出てきます。
『マタニティマークをつけていたら故意に足をかけられた。』
『すれ違いざまにお腹を殴られた。』
『妊婦は電車に乗るな。』
『マタニティマークを見るだけでイライラする。』
など恐ろしい言葉が並んでいます・・・。
わたし自身も当初、このような言葉をみてマタニティマークをつけるかどうか悩みました。
しかし、わたしは結局マタニティマークを貰ってから現在までずっと付けています。
34週までフルタイムで働いていたので毎朝、満員電車で通勤していましたが、今のところはマタニティマークを付けていて危険な思いをしたことはないです。
でも悲しい思いをしたことや嫌な思いをしたことは正直、あります。
わたしの感じたこと・気をつけたことがマタニティーマークをつけるかどうか悩んでいる人に参考になればと思います。
マタニティマークはどこでもらえるの?
わたしの住んでいる市町村では、母子手帳をもらうタイミングと一緒に、マタニティマークが配布されました。
ほとんどの市町村ではこのタイミングで配布しているようです。
ちなみに、わたしの通っている埼玉県の恵愛病院では1人1個まで、病院オリジナルのマタニティキーホルダーがもらえます。
その他にも、鉄道会社の窓口で貰えたり、マタニティ雑誌の付録でついていることもあります。
マタニティマークをつける時に気をつけたこと
妊娠初期に気をつけたこと

わたしは妊娠初期の間は、まだ会社でも限られた人にしか妊娠を報告していませんでした。
マタニティマークを付けているところを会社の人に見られても、まだ報告できないし・・・と思い、
通勤時間帯の電車の中でのみ、カバンの外に出すことにしました。
カバンに引っ掛けるタイプのパスケースを使っていたので、そこに一緒にマタニティマークも付けました。
そして、会社の最寄り駅についたらマタニティマークをパスケースの中に隠して、会社の人にはバレないようにしていました。
この方法で初期は乗り切りました。
妊娠中期以降に気をつけたこと

安定期に入ると会社の人に妊娠報告を済ませていたので、マタニティマークは堂々と付けていました。
わたしはお腹が張りやすく、疲れやすかったし「通勤中もできるだけ座りたい」と思っていたので、特にマークを隠したりはしていませんでした。
ただ、自分で出来る範囲で座る努力をしました。
例えば、
- 妊娠前より早い電車に乗る
- 始発駅が近い電車を選ぶ(比較的すいている)
- どうしても座りたいときは始発駅まで戻って並ぶ
などなど、できる範囲で座れる可能性を広げていました。
でも座ることに躍起になって、体調を崩したり、転んだら本末転倒です。無理はしないようにして下さい。
大事なのは譲ってもらえるのを期待しないこと
マタニティマーク隠すこともないけど、席を譲ってもらえるとは思っていませんでした。
というか、残念なお知らせですが、ほとんど譲ってもらえません!
妊娠初期の頃は、明らかに気付いているのに譲ってもらえなかったり、嫌そうな顔をされてりしては、イライラしたり、落ち込んだりしていました。
でも妊娠中期頃になるにつれて、期待するのはやめました。
経験上、45〜60歳くらいのサラリーマンの方はほとんど譲ってくれません。(笑)
まぁ通勤時間帯にこの年代の人が多いからそう感じるのかもしれませんが。
朝は同じ時間帯の同じ車両に乗ることが多かったのですが、優先席にドカッと座り、途中で乗ってきた他の妊婦さんを見かけてもiPadでずーっと動画を見てるオヤジがいました。(苦笑)
(ちなみにその電車に乗ると私の最寄駅が始発駅の隣なので、わたしは座れます。)
こういうのを見ると妊婦が生きづらい世の中だな〜。って悲しくなります。
『自分だって母親のおなかから生まれてきたのに。』
『奥さんいないのかな?自分の奥さんがそんなふうに辛そうに立ってたらなんて思うのかな?それでも無視するのかな?』って・・・。
譲ってもらえないときは、
「きっとこの人も仕事でどうしようもないくらい疲れてて、どうしても座りたいんだろうな」(わたしもとっても疲れてるけど)
と心の中で小言を言って、切り替えていました。
それに、期待しなくなると時々譲って下さる人にすごく感謝するようになりました。
優しい気持ちになれました。
特に、女子高生や大学生くらいの若い男の子が快く譲ってくれると、本当に嬉しくなります。
「良い親御さんに育てられたんだろうな〜」って。
自分の子供もそんなふうに優しい子に育って欲しいなぁと心から思います。
おわりに
わたしはマタニティマークをつけていて、残念な思いをしたことはあったけど、嬉しいこともたくさんありました。
この世の中、いい人ばかりじゃないけど、いい人もたくさんいました。
わたし自身、妊娠してから初めて妊婦の大変さを知りました。
お腹は重いし、お腹が張ると本当に痛いんです。
同時に今まで周りにいた妊婦さんみんなに優しく出来ていたかな?と振り返ると、ちょっと自信ありません。
無事に自分が出産したら、妊婦さんには優しくしようと思います。
もちろん子供にも伝えていきます。
日本ももっと妊婦や子供が住みやすい国になるといいな〜。