完全母乳を目指しているあなたは、桶谷式の母乳マッサージがどんなところか気になっているのではないですか?
実は私も母乳量が少なかったので、なかなか授乳がうまくいかずに毎日悩んでいました。
完母に憧れていたので、桶谷式の母乳マッサージ(おっぱいマッサージ)に通うこと2ヶ月。
母乳量は明らかに増えていて、完母まであと一歩のところまでいったのですが、諸事情で混合育児に切り替えました。

私は諸事情で完母を諦めましたが、桶谷式の母乳外来では効果を実感できました。
本文では
- 桶谷式母乳マッサージの体験レポート
- 桶谷式母乳マッサージの値段や注意点
を体験談をもとにまとめています。
「桶谷式が気になる!」というあなたにぜひ参考にしていただけたら嬉しいです。
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桶谷式母乳マッサージの体験談

私は産後2週間ころ〜約2ヶ月間、完全母乳を目指して桶谷式の母乳外来に通っていました。
結論からいうと、母乳量増加の効果は実感しています。
もともと混合で1日あたりミルクを400〜500gあげていたのですが、1日のミルク量を60gまで減らすことができました。
桶谷式母乳マッサージの流れ
まず、OPPA!桶谷式母乳ママサポートサイトで最寄りの教室を探してください。
電話をかけて、外来の予約をとります。
教室によってはマンションやアパートの一室でやっているところも多いです。
(私が通っていた桶谷式も、アパートの一室でした。)
ベビーカーが置けないこともあるので、事前に確認しておいた方がいいかもしれません。
——-当日の流れ
当日教室に行くと、まず名前や住所などの情報と母乳についてのカルテを記入します。
カルテをみながら現在の母乳の状態や悩んでいることなどをカウンセリング。
そのあとに母乳マッサージをしていきます。
母乳マッサージ終了後、授乳を開始。
授乳の姿勢や赤ちゃんの吸いつきなども見て、先生が指導してくれます。(母測あり)
授乳が終わると、今後の授乳方法やミルクを足す量などアドバイスをしてくれました。
場合によっては次回の予約をとり→終了です。
初回はカルテを書いたりする時間があるので、1時間〜1時間半くらいみておいた方がいいと思います。
桶谷式母乳マッサージは痛い?どんなことをするの?

桶谷式の母乳マッサージは全く痛くありません。
個人差があるかと思いますが、少なくとも私は一切痛くなく、むしろ気持ちよかったです。
助産師さんがやる母乳マッサージは痛いというイメージがありますよね。
しかし、桶谷式の母乳マッサージの手法は独特で全然痛くないので、ストレスなく続けられました。
私が主に受けていたのは乳腺を開通させるマッサージです。(母乳が出る腺を増やすイメージ)
乳腺炎や母乳が多すぎて詰まってしまった場合のマッサージは、もしかすると痛いかもしれません。
マッサージは横になって暖かいタオルを当てながら行います。
先生の手法によって母乳がどんどん溢れてきて、母乳がビューっと噴き出すこともあるんです。
まさに乳腺を開通させるマッサージなので、このマッサージを続けていくと母乳量も増えてくるそうです。
私は母乳量が少なくて赤ちゃんの体重が増えずに悩んでいたのですが、先生から以下のようなアドバイスをもらいました。
- 乳腺は結構とおっているので母乳が極端に少ないわけではない
- 授乳の姿勢が悪く、赤ちゃんがうまく吸えてないのかも→アドバイスをもらう
- 頻回授乳していけば、必ず完母になれる
- 頻回授乳をして、ミルクの量を少しずつ減らしていこう→1回○gと具体的にアドバイスをもらう
- ミルクは母乳相談室の哺乳瓶であげる
- 水分を多くとる
実際に母乳マッサージを受けたあと、母乳の出具合や授乳方法について具体的なアドバイスがもらえます。
今後、どのようにミルクをあげれば良いのかも教えてもらえますし、完母になるための道筋も立ててくれます。
そのため、桶谷式に通うようになってから、自分の授乳に対して少しですが自信を持てるようになりました。
桶谷式の教室の雰囲気は?

桶谷式というと、昔ながらの母乳外来でスパルタなイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。
教室によって違うかもしれませんが、私が通っていた桶谷式はアットホームな雰囲気で、先生もとにかく優しかったです。
スパルタとは程遠く、必要に応じてミルクもOKでしたし「無理せずに、完母を目指す」というスタンスでした。
食事制限なども厳しく言われることはありません。
ママと赤ちゃんのために、できる限りストレスをためない生活を心がけるように言われていました。
そうはいっても、選んだ地域の先生と相性が合わない場合もありますよね。
「通っていてストレスになりそうだな」
「なんかこの先生と合わないな」と思ったら、違う桶谷式の教室に変えたり、別の母乳外来に通うのもアリだと思います。
桶谷式母乳マッサージの値段
桶谷式の母乳外来は
- 初回→5,400円(税込)
- 2回目以降→3,780円(税込)
でした。
このような領収書ももらえます。
領収書は、医療費控除の対象になるので大切に保管しておいてくださいね。
桶谷式母乳マッサージに行くときの持ち物・服装
【持ち物】
- 母子手帳
- 汚れてもいいフェイスタオル2枚
- ミルクと哺乳瓶(おっぱいを飲めなくてぐずったとき用)
- 赤ちゃん用の着替え
さらに、実際の授乳姿を見たいので、お腹をすかせた状態できてほしいと指示がありました。
持ち物も、予約の電話を入れた時点で詳しく説明があると思います。
【服装(ママ用)】
母乳マッサージのときに母乳が飛んで汚れる可能性があるので、基本的には汚れても良い格好の方が無難です。
また、マッサージで服をまくりあげるのでワンピースはNG。
横になるので、できればスカートも避けた方がいいかもしれません。
上はTシャツやスエットなどで、下はパンツの服装でいくのがベストだと思います。
桶谷式母乳マッサージは自分でできる?
個人的な感想ですが、桶谷式の母乳マッサージは自分でやるのは無理だと思います。
桶谷式の先生はプロの専門家なので、素人の私たちが見よう見まねでマッサージしても上手くいかない可能性が高いです。
桶谷式乳房管理士は、助産師の国家資格を有し、桶谷式乳房管理法研修センターで1年間の研修を修了し、桶谷式母乳育児推進協会の認定を受けた母乳育児支援の専門家です。
自己流でマッサージして乳腺を傷つけてしまうのも怖いので、マッサージはプロに任せた方が良いと思います。
でも、諸事情で桶谷式のマッサージに行けない場合もありますよね。
そんな時に先生に聞いた自宅でできることを次の項で紹介します。
自宅でできること:桶谷式の母乳相談室の哺乳瓶を使う

ミルクをあげる場合は母乳相談室の哺乳瓶であげるようにしてください。
桶谷式が出している「母乳相談室」は、トレーニング用の哺乳瓶です。
乳首部分が特徴的な形をしていて、固めに作られています。
そのため、生まれたばかりのおっぱいを吸うのが下手な赤ちゃんの練習用哺乳瓶として人気です。
母乳相談室の使い方
①下唇を乳首で触って開口を促しましょう
②大きく口を開いたら赤ちゃんの舌の上に乳首を入れます
③乳首を深く入れます
④上・下唇を外側にめくります
私は産後に母乳相談室の哺乳瓶を購入し、完母を目指す間はずっと使っていました。
自宅でできること:水分をとる(たんぽぽコーヒー)

桶谷式の教室に行ったときに、とにかく水分をとるようにと言われました。
できれば1日2ℓは飲むといいようです。
また、カフェインレスのたんぽぽコーヒーのパック(サンプル)をお土産でもらいおすすめされました。
自宅でできること:頻回授乳
完母を目指すには、とにかく頻回授乳が大事です。
夜間の授乳など辛いことも多いですが、とにかく数をこなすことを指摘されました。
飲むのが下手な赤ちゃんも、頻回授乳をすることでだんだん上手になっていくので、私はとにかくひたすら飲ませていました。
おわりに

2ヶ月間、桶谷式に通うことで完全母乳育児に近づくことができました。
桶谷式母乳マッサージ
水分をとる
頻回授乳
上記の中で何が母乳量に直接効果があったのかはわからないのですが、最終的には1日あたりミルク量400〜500g→60gまで減らすことができました。
(※私はストレスをかけたくなかったので、授乳中の食事はほぼ気にしていませんでした。)
結局わたしは持病の悪化で薬の服用が必要になり完母を諦めたのですが、それがなければ完母になっていたかもしれません。(わからないけど)

とはいえ、ストレスを抱えてまで通う必要はないので先生との相性や金銭的な負担を考えながら検討するのが良いと思います。
自宅でできることもあるので、無理のない範囲で母乳量を増やして行ってくださいね。